【ORITO】作家紹介 @旅するCreFes

和紙素材からアクセサリーや照明をつくる、札幌在住の【ORITO】さん。
紙を折るという伝統的な技法に新しい感性を付加して、デザインする、折り人です。

ものづくりの方向性は
何かとの出会いで加速していきます。

ハタノワタルさんの和紙との出会いがきっかけで、素材の力を強く意識し、和紙だからこそできる造形を追求していくことになったそうです。

アクセサリーを制作販売する中、
建築分野から受注したランプシェードのオーダーがきっかけとなり、場の心地良さを届けるデザインへ活動を広げていきました。

今回は作品販売に加え、新たな試みとして、百貨店空間でのインスタレーションをディレクションしていただきます。

試行錯誤を繰り返し、5年ほどの短い月日で現在の立ち位置に至ったORITOさん。
変化を続ける作家からのメッセージです。

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わたしの作品は「紙に見えない」しかし「紙だからできる造形」だと言われます。

それは、作品の佇まいを上品にしてくれるハタノワタルさんの和紙のおかげでもあります。この素材の力はとても大きく、和紙の力にORITOのデザインは活かされているのです。

新たなものづくりには、たくさんの時間と紙を要します。仕入れた和紙の6割は試作で消え、無駄遣いのように思えて、悲しくなることも。
けれど、これを続けることは和紙の未来に繋がるものだと信じて、折ります。
日本の和紙をもっと活用させる方法があるのではないかと。
「日本の紙のある暮らしもいいものだよ」と、折りの作品で感覚的に伝えられるような気がしています。
わたしたちは普段あまり意識していないだけで、誰もがモノゴトの機微に触れて感動できる余白を持っています。

照明は、明るい、暗いといっただけのものではなく、「温もり」が感じられる光として、暮らしに溶け込むものです。

薄暗い朝、徐々に陽が昇り、窓から差し込む光がある。
あたたかい陽は西へ傾き、夕暮れがおとずれる。
闇がおとずれる夜にも、月のあかりがある。
人は、光を感じ一日を過ごします。

和紙を折り、線が重なり陰影が生まれ、
目でみえるもの(ヒカリ)に、見えないものが隠れていること。
それをお伝えできたらと思います。

ORITOは、折りでデザインすることしかできませんが、和紙と折りの可能性を信じています。

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+++CreFes+++