彫金師史郎

伝統的金工技術を活かし、地金を造形し、彫り、磨いて仕上げる。
その全ての工程を、ハンドメイドでおこない、金工のアクセサリーを制作する【彫金師 史郎】のメッセージです。

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伝統工芸品と呼ばれる品々は、それほど遠くない昔、身近な物であり、暮らしの道具でした。

金属工芸においては、刀鍛冶は刀の他に鎌や包丁などの生活用品も作り、錺屋(金工細工師)は、装飾品である櫛や簪を製作していました。

しかし、生活スタイルが変化し工業製品があふれるようになると、工芸品は使わないからと日常から切り離されていきます。

そして生活の中から、次第になくなっていきました。

工芸の世界では多くの場合、制作工程は細かく分業化されており、職人はそれぞれの作業のスペシャリストです。

そのため、その工芸全体の需要が低下し分業化された流れが動かなくなると、企画・デザインができない職人たちは、時代に合った商品をつくる事ができなくなります。

技術が素晴らしくても、人々が求める品をつくりだせないのです。

私は個人作家として、その全ての工程をただひとりで行うことで、伝統的技法・技術を活かせるモノづくりを考えています。

今の暮らしにあったデザインを考えながら、地金を造形し、彫り、磨いて仕上げる。そういうモノづくりが、工芸の伝承につながればと考えています。

今回のイベントテーマについて

アリスの国の不思議な生きも

小説や映画が気に入って、入り込んでしまうと、登場人物と一緒にストーリーを旅するような、空想を楽しむことがあります。

その世界では、自分が主人公に重なっているのではなく、自分の視点は別の位置に存在しています。

今回のイベントテーマに沿って考えた時、アリスのことが思い浮かびました。

自分が幼少のころに触れた物語の中で、アリスはどこか現実味があり、それゆえにドキドキさせられる。なんだかありそうな偶然の出会いに溢れている気がしたからです。

私自身がアリスの不思議の国を旅する空想。

その中で出会った、不思議な生きものたちを作品にしてみました。

イベント会場で生きものたちをご紹介します。

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