「木を身につける」をコンセプトにしたユニセックスアクセサリーを展開する【Guchico.】さん 。
作家として活動する前は、ミュージアムなどの展示造形物を制作する仕事をされていました。
それは目的もモチーフもはっきりと外観にでる造形作業。
同じ状態が長く続くことが求められるモノゆえ、FRPやプラスチック素材を取り扱うことが多かった、とのこと。
そのような変化の少ない人工素材を取り扱う中で、逆に、使うほどに変化し味わいが出る天然素材、「木」の多様な表情に惹かれていったそうです。
木が、「温もり」「優しい」「柔らかい」というイメージを内包するように、伝えたいイメージを、外観だけではなく、内側にも表現するようなGuchico.さんの作品づくりは、そういった経験からくるものなのかもしれません。
彼が制作するのは、天然の木を着色や染色をすること無く、素材の色を活かした作品たちです。赤、黄色、オレンジ、黒、緑、、、世界にある色彩豊かな銘木で作られたリングやペンダント。
木の指輪の場合、強度を上げるために二重構造とし、内側に硬い材である黒檀を使用しているそうです。無意識に強い力が加わってしまっても安心。
木と金属を合わせたシリーズでは、無機的な金属が、木の暖かな感じを引き立てます。
年月を経て使用していく中で風合いが変化し、木は磨かれ、金属の艶が和らぐと、木と金属のマッチングは、また異なる雰囲気をまとうのかもしれません。
素材感を活かした木のイヤカフ。一度肌ににつけると、その優しい肌感覚が多くの方から支持されています。繊細なサイズオーダーもご相談ください。
そして
今回のイベントテーマである「ささやかな循環」に沿ったアイテムとして提案するのは
「木とデニム」
デニムパンツを裾上げした際の端生地を有効利用したリング、ブローチ。
お互いの経年変化も楽しみな品です。
木のアクセサリー制作で、異素材との組み合わせアイテムを考える中、デニムブランドとの出会いをきっかけに生まれました。端生地は「EL Canek」さんから。
EL Canekさんからは、隠しリベットやタグも提供していただき、木と合わせてリングに。
リユースではないですが、ある素材が異なる作り手の手に渡り、本来の用途を転換することで新たな価値が生まれる。そんなファッションアイテムです。
Guchico.の出店は 1/7 – 1/11です。