しばたかよこ

三重県いなべ市、藤原岳の麓で、家族と動物と、田舎暮らし。
ワークショップを中心に、花やグリーンでのお仕事で色々な人たちと繋がる [しばたかよこ]。

CreFesの会場を、日々の暮らしから生まれる発想でグリーン装飾してくれます。

いなべ市にある作家の自宅 (おっと、アヒルもいますね)

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CreFesには多くの作り手が参加します。
自分だけにしかできないことをみつけ それを一筋の光として進む作り手たち。
それぞれ別々に活動し、異なる物を作っているけど、この場では、ゆるやかに繋がり、未来へと進んでいます。
そして、ここを訪れる方々とも影響を与え合いながら、よい時間を重ねていって欲しい。

そんなイベントを装飾した 作家からのメッセージ

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<大津通エスカレーターよこエリア装飾について>

森の中には、様々な生き物が暮らしていて
花が咲き、虫、動物がいます

その地中を覗いてみると、菌や微生物を介して根と根が関わり合っている。
協力しなければ、というのではなく、それぞれが自分のままを生きて、自然と繋がりが生まれているようです。
「自分を本気で生きる」事が他のものの為になる。奪い合うのではなく与え合うこと。

カラフルの森へようこそ!
ここにアースカラー以外の色がないのは、作家やお客さまが居て完成する作品だからです。
ここを訪れる人々が 私にとっての花であり、色なのです。
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<ラシックパサージュ入口ゲート装飾について>

「マザーツリー」
森の中、樹齢の長い木があります。その木は自分が生きて来た間に体験した事を記憶し、知恵を蓄えています。
自分の子や仲間が危機になると、根を通してそれを察知し、必要な助けを出します。
すべて個々で生きているように見える植物たちは地中で繋がり合っている。
この事を知る事ができてとても嬉しかった2024年の感動を 新年のディスプレイにしました。

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<私が使う植物について>

今回、使う植物は、森の恵みを分けていただくものと暮らしの中から私の元へやって来たものです。
森の木を切る時は、生態系を崩さないことと土中の環境に負荷をかけない事を大切にします。何年かして樹形が戻るように友人に教わりながら切ります。
暮らしの中から出る植物については、今回、いなべ 市の保育園に隣接する梅畑を手入れする際に出た剪定枝をいただきました。梅の木には、園児たちが今まで登って遊んだり、梅を収穫したり、梅シロップをつくったり… 思い出がたくさん詰まっています。

手入れしていた方が高齢になり、手入れが行き届かずこのままでは荒れていってしまうのではと懸念されていたところ、私の友人がその仕事を受け継ぐことになりました。梅の木が元気で健康で生き続け、末永く、子どもたちの成長を見守る事ができるようにと思いを込めて。友人が樹形を整えました。
遊ぶ、守る、繋げる、採取する、使う。いろんな人がいろんな思いで多様な使い方をする、複合利用を可能にしていくことを目指しています。
何事も絶やすのは簡単だけど、元に戻すのは難しいのです。

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